先天性耳瘻孔は外耳の奇形の一種です。
お母さんの胎内で耳介ができる時に不完全なまま形成されてしまい、耳介の前方などに小さな穴が残ってしまうことがあります。
なにも症状がでないことが多いですが、穴の中から白い貯留物が出てくることや、においがすることがあります。
症状
- 小さな穴に白色の貯留物がたまる
- 耳瘻孔からにおいがする
- 感染により炎症を起こすと、赤く腫れることや痛みを伴うことがあります
- あまりにも腫れがひどくなると自壊して膿が出てくることがあります
治療
感染により炎症を起こした場合には治療を行います。
抗菌薬入りの軟膏の塗布や内服薬使用により、まず炎症を抑えます。
あまりにも腫れが強く膿がたまっている場合には腫れているところを切開して、膿を出します。
一度感染を起こした耳瘻孔は炎症を繰り返すことがあるので、手術による全摘出をすすめます。
手術は成人であれば局所麻酔下に可能ですが、小児の場合は基本的に全身麻酔で行います。
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